子育ては色々な問題とぶつかり悩むものです。
ほとんどのご家庭で起こるのが「赤ちゃんの便秘」ではないでしょうか?
母乳にミルク、離乳食と水分たっぷりのものが主食な彼らが便通に悩まされるなんて不思議な話ですが…実はけっこう便秘になるんですよね。
実は筆者のうちでも先日6ヶ月の息子が便秘になってママとあたふたしてしまいました。
今回はそうした経験を元に、便秘の症状や原因、さらには実際に効果のあった5つの解消法をご紹介していきます!
毎日うんちがでなくても便秘じゃない?
1日1回うんちがでないと心配…というママ・パパも多いのではないでしょうか。
確かに赤ちゃんは便通が良いものですが、毎日排便がないからといって心配する必要はありません。
季節やその時のちょっとした体調・リズム、または子供の個性によってうんちの回数って変わってくるんです。
「毎日でないから便秘かも」と思うのはちょっと早計かもしれません。
様子を見ても良い場合
- 2~3日程度排便がない
- これまで何度か便秘っぽいことがあった
- 粉ミルクを使っている
- 季節の変わり目
- 離乳食を食べ始めた
環境の変化や赤ちゃんの個性によって便通に変化が起こることがあります。
まずは様子を見ておきましょう。
どれくらいから便秘?気になる症状は?
とはいえ、うんちが出ない時、赤ちゃんの状態をしっかりとチェックすることは必要です。
便秘の症状には十分に気をつけるべきでしょう。
たとえば以下の様な時は便秘で赤ちゃんが苦しんでいるかもしれません。
便秘の時に起こりやすい症状・状態
- 毎日出ていたのに急に3~5日以上排便がない
- 食欲が無く食べてもすぐに吐いてしまう
- 常に機嫌が悪く、泣き叫ぶようになった
- お腹を触るとぽっこりしてる、妙なハリがある
- 就寝時、眠りが浅く泣いて起きてしまう
- いつもより元気がなくて落ち込んでいる
- 排便時に血が混じってしまう
これらが赤ちゃんの便秘で起こりえる状態・症状です。
特に最後の血便が出てしまう場合は腸の病気が疑われますのでかかりつけの医師に相談してみてください。
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赤ちゃん便秘の原因はなに?
では赤ちゃんの便通が悪くなってしまう原因はなんなのでしょうか?
ケース別に見ていきましょう。
食事に関すること
- 量やタイミングなど食習慣が乱れている
- 離乳食で水分量が減っている
- 食物繊維が足りていない
- 粉ミルクが体質に合わない
身体的な問題
- 自分で運動できないため腸の動きが鈍っている
- ハイハイなどできるものの、何らかの理由で運動不足
- 先天的・後天的な病気・症状によって便秘
(例:腸重積症、ヒルシュスプルング病)
生活習慣・環境によるもの
- 季節の移り変わりで体調が変化した
- 室温や湿度が体質と合わない
- かぶれや切れ痔が理由でいきみにくい
- うんちOBなどで叱られトラウマになっている
- 生活リズムが崩れ自律神経が狂ってしまっている
- 睡眠時間が足りていない
このように原因は様々なものが考えられます。
当てはまる項目が多ければ多いほど赤ちゃんは便秘しやすくなります。
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赤ちゃんの便秘解消5つのテク
便秘を解消させて赤ちゃんのお腹をスッキリさせてあげるためにはどうしたらいいのでしょうか?
自宅でできる腸快調な便秘解消5つのテクをご紹介いたします!
1.水分不足を補ってあげる
便秘でまず疑うべきは水分不足です。
母乳や粉ミルクで足りない場合は麦茶やほうじ茶などを与えてみましょう。
特に離乳食へ移り変わる時期は水分不足になりがちで、便秘をしやすくなります。
しっかりと水分補給をしてあげましょう!
2.粉ミルクを変える、母乳中心にする
普段使っている粉ミルクの成分・バランスが赤ちゃんの体質に合わない、ということもありえます。
一度メーカーを変えてみて様子を見てみるのも良いかもしれません。
また、母乳が出るのであればなるべくあげてみましょう。
粉ミルクに比べると便通が良くなりやすいので効果的です。
3.果汁やオリゴ糖も効果的!
昔から赤ちゃんのうんち問題で活躍しているのが果汁です。
うちの母も私が便秘だった時は飲ませてくれていたとのことです。
みかんなどの柑橘系やパイナップルの果汁はうんちを軟らかくする効果があるようです。
果汁以外ではオリゴ糖、麦芽糖なども効果的です。
逆に下痢をしている時はりんごが良いとのこと。
ゆるゆるうんちが硬くなってくれます。
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4.マッサージをしてみよう♪
便秘にはマッサージも効果的です。
よく言われるのがお腹に「の」の字を書くように時計回りで撫でてあげるもの。
ぽっこりしているお腹をちょっと押すくらいの気持ちでやると良いようです(押し過ぎは厳禁)。
また、赤ちゃんの両足を持って体の上方に上げ下げするのも良いでしょう。
下腹部が刺激されて腸の動きを活発化させることができます。
もう一つ試してみたいのが赤ちゃんを腹ばいにさせる運動。
お腹を刺激するとともに、腹筋・背筋が鍛えられて便秘予防にもなります。
寝返りができる月齢であれば試してみても良さそうです。
5.綿棒浣腸でスッキリしちゃう?
赤ちゃんの便秘解消の必殺技といえば綿棒浣腸。
オリーブオイルやベビーオイルをたっぷりつけた綿棒(大人用)を肛門に挿し入れてゆっくりと腸壁をなでるようにマッサージします。
だいたい1cmくらい入れて、10秒ほどで抜いてあげましょう。
うんちがでなくてもオナラが出たりするので赤ちゃんのお腹も多少スッキリするはずです。
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おわりに
毎日すっきりと快便だったのに急に数日便通が悪くなるとやっぱり心配ですよね。
2日程度なら様子見ですが、よほど機嫌が悪かったり苦しそうな場合はぜひ便秘解消法を試してみてください。
実は筆者の息子も離乳食が始まってすぐに便秘気味に。
いくつか解消法を試してみてなんとか排便を促すことができました。
出た瞬間は息子本人も驚きと快感があったようで「ぱぁぁっ」と明るい顔でうんちしていましたよ!
ママと一緒に「うんち出たー!」と喜んじゃいました♪
みなさんのお子さんも快便になれるよう、この記事がお役に立てば幸いです!