
臨月に入ってからなぜか眠気を感じる…
睡眠が浅くて昼間に何度もひどく眠くなる…
臨月に入るとこうした強い眠気を感じる妊婦さんはとても多くなります。
強い眠気というと妊娠初期の代表的な症状ですが、なぜ妊娠後期・臨月でも起こるのでしょうか?
妊婦さんが臨月になる眠くなる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は
- 臨月に強い眠気を感じる理由・原因
- 臨月の眠気への対処法や考え方
- 臨月の眠気は出産兆候なのか?
臨月になってから夜の睡眠が浅い、昼間にひどく眠くなる…妊婦さんの悩みや不安にお答えします!


臨月の基礎知識と眠気について
臨月とはその字の通り「出産に臨む月」のことです。
妊娠から出産まで十月十日(とつきとおか)なんていいますが、ちょうど10ヶ月目に当たる月を臨月というわけですね。
妊娠週数で言うと「36週~39週」あたりを指します。
臨月と正産期の違いについて
ちなみに臨月は実際に出産するタイミングとはちょっと違います。
出産する月のことは臨月と別に「正産期」と呼びます。
週数で言うと
- 臨月:36週~39週
- 正産期37週~41週と6日
ということで、臨月から1週経過したタイミングからが正産期=出産のタイミングなんですね。
臨月に入ってすぐ=36週での出産だと早産とされます。
母体と胎児の変化、臨月特有の強い眠気も
臨月になると赤ちゃんが骨盤内に収まろうと子宮に降りてきて、身体の発達も万全に整えようとしていきます。
ママも前駆陣痛を感じたり臨月特有の症状を感じたりなど変化が訪れてきます。
今回のテーマである臨月の強い眠気も、多くのママが感じるものです。
いずれにせよ、臨月はいよいよ出産が近づいてきて胎児・母体ともに最後の踏ん張り時となります。
臨月に強い眠気を感じるのはなぜ?7つの要因
臨月に強い眠気を経験する方は非常に多いと言われています。
なぜ妊娠後期になるとひどく眠くなるのでしょうか?
眠気を感じてしまう7つの要因
まずはこちらをまとめてみました。
臨月の眠気の理由1:お腹が大きくなって疲れやすくなっている
臨月といえば出産直前ですから、妊娠期の中で最もお腹が大きくなりますよね。
すると母体にはこんな負担がかかるようになってきます。
- 10キロ程度体重が増加し身体が重くなる
- 血液循環が悪くなってむくみやすくなる
- 心臓や肺にも負担がかかるようになる
といった感じで一言で言うと、
臨月の母体は様々な負担がかかり、体力を消耗しやすい
そういう状態になっているんですね。
そのため、臨月になると疲れやすくなって「強い眠気」が出やすいのです。
お腹が大きいから少し動いただけでもすぐに疲れたり、すぐに動機や息切れが起きたり、血行が悪いから疲労も取れにくかったり…
と、臨月に眠気を感じてしまうのはもはや仕方のないことなのかもしれません。
臨月の眠気の理由2:寝付きが悪くなっていて深い睡眠が取れない
臨月の眠気の一因として「夜間の睡眠が浅くなりがち」というのもあります。
臨月になりお腹が大きくなると
- 就寝中の息が浅くなる寝返りがうちにくい
- お腹が大きく寝る姿勢が決まりにくい
- トイレが近くなり何度も起きる
などの要因から眠りが浅くなりやすいものです。
つまり臨月の妊婦さんは質の高い睡眠が得にくいんですね。
そして夜間に深い睡眠ができないため
昼間、強い眠気に襲われてしまう…
という状態になってしまいがちなのです。
質の高い睡眠を得にくいことが、臨月の強烈な眠気の理由の一つというわけですね。
臨月の眠気の理由3:たくさん食べられるようになって眠くなる
臨月になって食欲が増加したことで眠気がでるようになる、というのもあるかもしれません。
臨月になると胎児は子宮の方に徐々に降りていきます。
同時に母体の胃の圧迫がなくなり楽になっていきます。
そのため、臨月に食欲が増加する妊婦さんは多いんですね。
食欲が増加することでそれまでよりもついつい食べすぎてしまう…。
そして食べたらなんだかウトウトと眠くなってきて…。
という感じで、
臨月の食欲増加でたくさん食べてしまい眠気が誘発される
ということがあるんですね。
ただ、逆に臨月に食欲が低下する妊婦さんもいます。
その場合は食欲が眠気の原因とはなりません。
臨月の眠気の理由4:胎動で起こされてしまう
就寝中に胎動で起きてしまい眠りが浅く寝不足で昼間眠い…。
胎動が原因で臨月の眠気が起こるというケースもあります。
一般的には臨月になると胎動は落ち着いてきます。
胎児は出産に控えて胎盤に収まるようになってくるので身動きが取りにくくなるから、と言われています。
とはいえ、まったく胎動がないかといえばそうではありません。
急に大きく動いてきたり、間を開けてちょこちょこ動いたり、、、
個人差はありますが胎動自体はけっこうあります。
それまでとは違って臨月は胎動が落ち着いてきています。
ただ逆に言うと、たまにある胎動につい敏感に反応してしまうこともあるのではないでしょうか。
就寝中に赤ちゃんが動きママも目が覚める…
その後上手く寝れなくて満足いく睡眠が取れなかった…
そして昼間にひどく眠くなってしまう(涙)
こういった感じで、胎動が理由で臨月の眠気が起こることもあるわけですね。
臨月の眠気の理由5:精神的もの(期待や不安)
精神状態が影響して臨月の眠気が起こることもあります。
妊娠中って出産のことや将来のことなど色々と考えますよね。
特に臨月に入ってくると出産直前ということもあり、より深く考えてしまうこともあるのではないでしょうか。
たとえばこんな期待や不安があると思います。
- 出産について
- 赤ちゃんについて
- 子育て・育児に関して
- 夫との関係について
- お金のことについて
- 漠然とした将来
出産間近の臨月は、「新たな家族が加わる」ということがより現実味を帯びてきます。
赤ちゃんに早く会いたいな!
でも子育て大変なのかな…
夫は育児してくれるかな?
そういえばお金のことも考えないと…。
臨月になると、こういった期待や不安を布団に入った時にふと考えてしまうんですよね。
一度考え込んでしまうと答えもでずに頭の中でグルグルとしてしまいます。
そしてけっきょく寝付きも悪くなってしまい、昼間に眠気が襲ってくることがあるんですよね。
出産直前の臨月ならではの期待や不安、それらが眠気に影響することは決して珍しいことではありません。
臨月の眠気の理由6:エストロゲンの影響
臨月の眠気にはエストロゲンというホルモンの影響もあります。
エストロゲンは卵胞ホルモンとも呼ばれ、臨月に入ると多く分泌されるようになります。
このホルモンにはこんな作用があります。
エストロゲンとは
卵巣から分泌される女性ホルモンで、女性の健康・妊娠・出産に大きく関わる。
子宮内膜を厚くし赤ちゃんのためのベッドを作り妊娠しやすい状態になる。
他にも女性らしさ=つややかな髪や肌のハリ、丸みのある体つきを作る。
一般的に20代~30代に分泌量が多いとされている。
ということでエストロゲンはとても大切なホルモンなんですね。
また、もう一つ
大量のエストロゲン分泌は「眠気を抑える」作用がある
とされています。
これは「眠くならない」ということとはちょっと違います。
むしろ、臨月時はエストロゲンの分泌量が特に多いため
夜間に深く眠りにくい状態になってしまう
と考えられています。
夜、寝るべき時にしっかりと眠れないため昼間に強烈な眠気が襲ってくるわけですね。
臨月の眠気にはエストロゲンの眠気抑制作用が影響しているのです。
臨月の眠気の理由7:プロゲステロンの影響
もう一つ、妊娠中に多く分泌されるホルモンに「プロゲステロン」というものがあります。
プロゲステロンとは
プロゲステロンは黄体ホルモンとも呼ばれる女性ホルモン。
子宮内膜を厚くさせてベッドを作り着床させやすくする作用がある。
妊娠初期の母体が不安定な時期に妊娠を維持するなど非常に重要な役割がある。
妊娠後期にはプロゲストロンの分泌量がピークとなる。
乳房が張る、便秘、頭痛・腰痛、精神的に不安定になるなどの症状が出ることも。
ということで、プロゲステロンは妊娠の成立や維持にとても大切なホルモンです。
また、多く分泌されることで女性特有の様々な症状が起こります。
その中の一つに
眠気やけだるさを感じるようになる
というものがあります。
プロゲステロンにより妊娠初期特有の眠気・けだるさを感じると言われています。
さらに妊娠後期・臨月には分泌量がピークになるために更に
「強い眠気」を感じることがある
ようです。
臨月の眠気にはエストロゲンだけでなく、プロゲステロンによる影響もあるわけですね。
臨月の眠気とうまく付き合うための10の対策
理由からも分かるように、臨月の妊婦さんが眠くなってしまうのは仕方のないことです。
むしろ、眠気やけだるさがでるのは妊娠の維持には必要なこととも言えます。
逆に言うと、
臨月時の強い眠気と上手に付き合うことが大切
とも言えるでしょう。
妊婦さんが臨月の眠気と上手に付き合うためのコツをご紹介していきます。
臨月の眠気対策1:生活リズムを整える
臨月の眠気に対応するために、まずは生活リズムを整えるように意識してみましょう。
- 三食の食事
- 行動範囲やスケジュール
- 起床や睡眠のタイミング
これら生活の中で基本的な流れを時間帯の中で区切って行ってみてください。
たとえば、
- 朝は7時くらいには起きる
- だいたい12時~13時にはお昼を食べる
- 日中は軽く運動したりお買い物に行く
- 家事の合間、15時くらいに30分くらい昼寝をする
- 少なくとも21時までには寝る
といった大まかな感じで良いので生活リズムを作ってみてください。
始めのうちは慣れない部分もあるかもしれません。
しかし習慣化すると生活にメリハリがつきます。
身体も自然と慣れていき、
臨月の寝付きが悪い時期でも睡眠時間にしっかり寝れるようになってくる
ことでしょう。
もちろんリズムを作っても臨月には眠くなる時は眠くなります。
そういう場合は無理をせず、スケジュールを崩してもじっくりと休みましょう。
臨月の眠気対策2:夜の就寝前の環境を整える
臨月の強い眠気を和らげるために、夜の睡眠環境を整えてみましょう。
臨月になって昼間強烈に眠くなる…その理由の一つは
夜の睡眠が浅いことです。
対策として睡眠の質を高めることを意識してみましょう。
- 生活習慣の見直しをする
- 就寝前のスマホをやめる
- 寝る前に水分を摂りすぎない
- 睡眠前3時間はなるべく食べない
- 就寝の20分前くらいから部屋を暗くする
- 枕を抱きまくらなど横寝しやすいものにする
などなど、臨月時の睡眠の質を高める方法はいくつかあります。
深い夜の眠りで臨月特有の昼間の強い眠気を緩和していきましょう!
臨月の眠気対策3:昼寝をする
軽い昼寝も臨月の眠気対策として有効です。
ひどく眠い…それはつまり身体が睡眠を欲している状態です。
そんな時はムリをせずに頭と身体を昼寝で休ませてあげましょう。
ただ、昼間に寝すぎてしまうと夜間の睡眠に多少なりとも影響があります。
寝付きが悪くなったり睡眠が浅くなったりしてしまうのです。
臨月時の昼寝は30分~90分くらいが目安です。
タイマーをかけたり、ソファーで軽く休む程度にしてみてください。
短時間でも昼寝をすると頭がスッキリします。
その後は比較的活動的になりますので臨月に感じる眠気も緩和されることでしょう。
臨月の眠気対策4:軽い運動をしてみる
臨月には出産時の体力づくりなどの意味合いから軽い運動がオススメされますよね。
実は臨月の強い眠気の対処法としても身体を動かすのは良いとされています。
適度な運動には
- 血行促進
- 心身のリフレッシュ
- 体力・筋力アップ
- 程よい疲れ
といった効果を得ることができます。
臨月の眠気の原因の一つに「眠りが浅さ」があります。
軽い運動によって身体のむくみが取れたり精神的にもリフレッシュされたり、程よい疲れによって眠りも深くなりやすくなるでしょう。
夜に質の高い眠りを得られれば、昼間に無駄に眠くなることは少なくなることでしょう。
また、出産に向けた体力づくりにも軽い運動は効果的です。
ウォーキングやストレッチなどデキる範囲で動いてみましょう。
もちろん、医師から運動を止められている場合などはムリをしてはいけません。
運動をする場合は医師に相談の上で始めてみてください。


臨月の眠気対策5:食事に気を使ってみる
直接的ではありませんが、「食事」に気を使うことも臨月の眠気対策に繋がります。
臨月になるとそれまでに比べてたくさん食べられるようになります。
胎児が子宮に降りるため胃に余裕ができて食欲が旺盛になる臨月妊婦さんも多いですね。
ですが、あまり食べすぎてしまうのはよくありません。
胃腸に負担がかかり、夜間の睡眠に悪影響がでることもあるからです。
特に臨月はホルモンの関係から胃酸も出やすく逆流によるむかつきが起こることも。
食べ過ぎが寝付きを悪くしてしまい、
昼間に強烈な眠気となってしまう可能性があるのです。
また、一回の食事量が多く満腹になりすぎると眠気が襲ってきます。
昼間の眠気を抑えたい場合などは、腹八分目にすると良さそうです。
眠気に対抗するため、臨月中の食事では
- 夕飯は寝る3時間前に済ませる
- 一回の食事でたくさん食べすぎない
- 食事回数を増やして量を減らしてみる
- 消化に良いものを中心に摂る
- 良く噛んで食べる
といったことを気にしてみてください。
食事への気遣いは直接的な効果があるとは言い切れません。
しかし、臨月の眠気への間接的な対抗策にはなるはずです。

臨月の眠気対策6:ストレスを発散する
臨月になると心理的に不安定になり睡眠が浅くなることがあります。
寝付きが悪くなると、起きている間ずっと眠気が襲ってくるモヤモヤした状態になってしまうことでしょう。
臨月の精神状態はそれまでとはまた違います。
赤ちゃんが生まれることへの期待や不安、夫が育児をしてくれるのかという悩み…
時間があるだけにいろいろと考えてしまうことでしょう。
そしてそれらがストレスとなってしまい、夜眠れなくなってしまうわけですね。
臨月は心穏やかに過ごすことが大切です。
- 好きな音楽・TVを観る
- できる限り夫にも家事を手伝ってもらう
- 1日に1回だけ好きな甘いものを食べる
- 適度な運動で身体を動かす
- 週に1回くらい好きな友人らと過ごす
などなど、ストレスを適度に解消していきましょう。
精神的な疲れが減っていけば、眠りも深くなるはずです。
臨月の急な眠気も緩和されることでしょう。
臨月の眠気対策7:ガムを噛んでみる
臨月に限ったことではありませんが、「ガムを噛む」というのは眠気対策としてとても有効と言われています。
ガムを噛むことで顎の筋肉が動き、交感神経が刺激されます。
さらに頭部の血流が良くなって脳に血液が行き渡りやすくなります。
その結果、頭がハッキリとして眠気が抑えられるということなのです。
また、ガムは間接的なダイエット効果もあるという話も。
脳が活発になることで起きてる時間が増え、活動的になってカロリーを消費しやすくなります。
ガムを噛むことで満腹感が得られるので無駄な間食を減らせるという効果も期待できそうです。
臨月は食欲が増加する時期ですから、ガムのダイエット効果はちょっとうれしいですね。
オススメとしてはメントール系のガムです。
スーッとする刺激もあって眠気覚ましに効果的でしょう。
臨月の眠気対策としてぜひガムを活用してみてください。
臨月の眠気対策8:おやつに顎を使うものを食べる
臨月中に軽くおやつを食べるならば、「顎を使うもの」がおすすめです。
満腹感も得られやすく、眠気も解消されやすいためです。
顎を使うことで眠気が解消される、というのは先述したガムと同じ理論です。
ガムに限らず、しっかり噛むようなものは眠気対策に有効といえます。
たとえば
- カリカリ梅
- 酢昆布
- サキイカ
- リンゴなど
こういったものは良く噛むものですしカロリーも抑えめなので臨月時のおやつに最適です。
また、眠気を解消する!という意味では
アーモンドチョコレート
がおすすめです。
チョコの糖分が栄養となって脳を活性化させます。
さらにアーモンドにはビタミンEが含まれていて脳に良いと言われていますね。
なによりも噛むことで顎を使って目を覚ましやすくなります。
実際に受験勉強をする際には「頭が冴えるのでアーモンドチョコが良い」なんて言われていますよね。
当然、臨月の眠気対策にもアーモンドチョコは良いと考えられます。
ただチョコなのでカロリーは気にしたいところです。
1日4~5粒を目安にしておきましょう。
臨月の眠気対策9:コーヒーなどカフェイン類は控えめに
眠気対策といえばコーヒーなどに含まれるカフェインですよね。
臨月の場合は…摂り過ぎなければ有りです。
カフェインが眠気覚ましに良いのは誰もが知るところでしょう。
ただ気になるのは
「妊娠中はカフェインを控えるべき」
という点でしょう。
過剰な摂取は胎児に悪影響があるからですね。
ただ、一般的に1日コーヒーカップ1~2杯程度であれば大丈夫とも言われています。
妊娠前に毎日コーヒーを常飲していたような方ですと、急に飲めないことが逆にストレスになることもあります。
飲み過ぎには注意しなくてはいけませんが、1日1杯くらいならストレス解消&眠気覚ましとして飲んでみても良いかもしれませんね。
臨月の眠気対策10:寝やすい体勢を試してみる
臨月の眠気の原因の多くは、夜間睡眠の質低下にあります。
特に臨月はお腹も大きく寝る体勢が決まらずに寝付きにくい…ということがありますよね。
そんな時にはぜひ、臨月用の寝やすい体勢を試してみましょう。
臨月の妊婦さんにオススメなのが「シムスの体位」です。
シムスの体位とは
19世紀のイギリスの産婦人科医シムズ医師が考案した体位。
体勢としては左側=心臓を下にした状態で側位と仰向けの中間くらいになる。
血流が良くなったり体重の分散による腰痛の緩和などが期待できる。
身体が楽になることで眠りが深くなりやすいという効果も期待できる。
お腹の大きくなった妊婦での就寝姿勢や直腸検査時の体勢などに使われる。
ということで、シムスの体位は妊婦さんにオススメの寝姿勢となります。
抱きまくらなどを使うとより楽にシムス位をとれるので、ぜひ使ってみてください。
寝やすい体勢を見つけて質の高い睡眠をとり、臨月の眠気に対抗しましょう!
臨月の強い眠気は出産兆候なの?
臨月にひどく眠くなるのは出産兆候なのでしょうか?
これまでお伝えしたように、臨月は様々な理由から眠気が出やすい時期です。
ですので眠くなったからといってすぐにそれが出産兆候かというと違うかもしれません。
とはいえ、出産日に近づき眠気を感じることが増えることもあります。
実際に出産間近に強い眠気を感じたというママも少なくありません。
臨月の眠気はホルモンバランスの変化による影響が強いと言われています。
出産に向けて母体に起こる変化が眠気となって現れているとも言えます。
急な強い眠気を感じると
「身体がおかしくなったのかな?」「赤ちゃんへの影響は大丈夫?」
と不安になることもあるかもしれません。
しかし臨月の眠気は自然なことです。
眠気を感じるということは少しゆっくり過ごそうね。
という身体や胎児からのサインでもあります。
休める時はじっくりと身体を休めて、出産に備えることも大切なことです。
急激な強い眠気を感じても、焦らずゆったりとした気持ちで臨月を過ごしてくださいね。
眠れるのはいまのうち…という考え方も
臨月に感じる急で強い眠気は辛い…と感じる方もいるかもしれません。
確かに「これから家事をしよう!」なんて思った時に眠気がくるとキツイですよね。
とはいえこれから出産、そして育児が待っています。
赤ちゃんがいると2時間おきに授乳をしたりオムツ替えをしたり…となかなか大変です。
パパと育児を分担しても「休む暇がない!」と思うくらいに大変なことも増えてきます。
そういった意味では
「ゆったり一人で眠れるのは臨月のいまだけ」
という考え方もあると思います。
実際に私は母の勧めで臨月で眠気を感じた時はゆっくりと寝ていました。
もちろん睡眠対策などもしていましたが、昼寝できるタイミングは休んでいましたね。
人それぞれ環境も違うとは思いますが、
ゆっくりと眠れるのは臨月のうち!
育児がスタートしたいま、本当にそう実感しています。
不安を感じたりすることもあるでしょうが、寝れるときには寝ておきましょう。
出産と育児に備えてぜひ今のうちに休んでおいてください。
ベビハピ!的まとめ
今回は、臨月の強い眠気を感じる理由とその対策について書いてみました。
出産まであともう少し、10ヶ月以上一緒にいたお腹の赤ちゃんもやっとお顔を見せてくれます。
産後・将来の不安もあるでしょうが、私は出産してみて嬉しいことばかりでした。
悩んで変に寝れなくて昼間に眠気で苦しんでいた臨月の時の私に…「育児は大変だけど楽しいよ!」と伝えてあげたいですねw
そして今にして思えば、もっといろいろと
臨月の眠気対策=睡眠の質を高めること
をしておいたら良かったな~とも思っています。
これを読んでいるみなさんの参考になれば嬉しいです。
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